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夜の片隅にて 頭の中で鳴り止まない歌がある。明日はそれをおもいきり解き放とうと思う。 ![]()
七月某日のこと 〜納骨〜 とてもとても個人的な日記を書きます。簡潔にまとめることも見やすく書くこともできないけれど、どうしても書き記したかったことです。見苦しくてごめんなさい。夏の終わりに。 ------ 七月のとある日、じいちゃんとばあちゃんにお別れをした。納骨。その日は集中豪雨の警報が出たけど、東京も山梨も嘘みたいに晴れた。寺の坊さんも「驚きました、梅雨の晴れ間ですね」と言った。あの日の快晴が誰かの日頃の行いの良さのお陰だとしたら、じいちゃんとばあちゃん、そして俺の両親と叔父さん叔母さんのお陰だと思う。残念ながら、俺じゃない。 3月にばあちゃんが、5月にじいちゃんが亡くなった。 それぞれの葬儀を終えた後、もっとしてあげられたことがあったんじゃないかという後悔で気持ちが深く沈んだ。親父お袋と叔父さん叔母さんは信じられないくらい頑張った。献身的という言葉じゃ言い尽くせないくらい。自分の生活があるから仕方ない、とはいえ、もっと何かしてあげられることがあったんじゃないかという思いは消えなかった。 後悔、悲しみ、個人的な感情。ごちゃまぜの感情。 どうすればいいんだろう。何が出来るんだろう。 くそ暑い甲府の晴れ空の真下。普段は大人しい年下の従弟が汗だくになりながら墓の蓋を開け、ばあちゃんの骨壺の隣にじいちゃんの骨壺を納めた。ふたつの壺が隣合った様子が何だか微笑ましくて、口元が緩んだ。不謹慎だとは思わない。だって、生前のじいちゃんばあちゃんがそうだったように、とても仲良さげに並んでる。同じように感じたのは俺だけじゃなかったみたいで、この日は皆にこやかだった。そういう感じでいられたのは、富士山がばっちり見える晴天のお陰だと思う。本当に晴れてよかった。真夏の夕暮れ時を吹き抜ける涼しい風のようなお別れだった。 納骨を終えた後、実家に帰り遺品の整理、形見分け、部屋の片付けをした。思い出が沢山つまった家は、あっという間に空っぽになった。家は既に売りに出されている。街から遠く離れた不便な場所だから人手に渡るかどうかはわからないけど、いずれにせよもうこの家に帰って来ることはない。この家から歩いて数分のところに、俺だけのとっておきの場所がある。デカい星空と甲府の夜景が一望出来る、本当に素晴らしい場所。でももうその場所にも行くことはない。大切な人を喪うことはとても悲しい。同じように、大切な場所を失うのも悲しいことなんだね。 じいちゃんとばあちゃんの墓石に刻まれた言葉。どんな想いをこめてこの言葉を選び、刻みつけたのか俺にはわからない。言葉通りの意味かもしれないし、もっと深い意味がこめられてるのかもしれない。多分じいちゃんのことだから、きっと深い深い想いや祈りをこめたんだろうと思う。凄く良い言葉だと思うよ。いつかどこかでまた会うことが出来たら、いいよね。 じいちゃん、ばあちゃん、人に自慢出来るような立派な孫じゃなくてごめんね。他人に誇れるような立派な人生じゃないけど、俺はまだまだこっちで頑張りたいことがあるんだ。だからどうか、どうか見守っていてください。向こうでも仲良くね。さようなら。ありがとう。 読んでくれた人にも、ありがとう。
呆れるぐらい眠り過ぎたのは、太陽が眩し過ぎたから 夏が終わろうとしてる。 今年の夏はまだ終わっていないけど、感覚として、僕は夏から遠い場所にいた気がする。 こういう夏はもう嫌だなぁ、なんてことをぼんやり考えながら歩いていたら、地面に落ちて鳴いている蝉を子供が拾い上げるのを見た。子供とすれ違って、暫くしたら蝉の声が途絶えた。駅までの道、路上や街路樹の下に、蝉の死骸をいくつか見つけた。蝉たちが自分の命を歌い終える頃に俺は歌い出すのか。そんなことを思いながら歩いた。カーディガンを羽織って。色は黒。夏に、太陽に喧嘩売ってるみたいだ。 三度目の鈴ん小屋。 初めて靴を履いてステージに上がった。「今日の靴下の柄、変じゃないかな」とか、そういうことを気にせずに歌えた。というのは勿論嘘。でも靴を履いたら気持ちが引き締まった気はした。裸足で座って歌うのは部屋の中みたいで、それはそれで悪くないんだけど、今は、靴の紐をギュッと結んで、しっかりと地に足をつけて歌いたい。 antony and the johnsonsの「Epilepsy Is Dancing」を歌った。痙攣は舞踏。antonyが敬愛する舞踏家、大野雄一の死を受けて書いたという曲。この曲を選んだのは、僕が歌うのを聴いてもらいたい人が会場内だけじゃなく、雲の上にも何人かいるから。とはいえぶっつけ本番だったから内心ドキドキだった。届いてくれたらと思う。antonyの曲だけじゃなく、僕の曲も。 鈴ん小屋のスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。また是非歌わせてください。共演者の皆さんも、ありがとうございました。 そして観に来てくれた皆さん、いつも本当にどうもありがとう。
短パン 気のせいかもしれないけど、今日がもう最高気温なんじゃないかって毎日思う。それでも薄着が得意じゃないから、短パン履いたりビーサン履いたりできず、いつもと変わらぬ顔して、なぜかカーディガン羽織って、出かけたりする。暑いのに。 男の短パンが八分丈ぐらいから年々短くなってるのは流行りなのか。平気で短パンにランニングとか、そんなの虫取りの子供か山下清かぐらいのはずなのに…と、ラフなかっこうが絶望的に似合わない俺は羨望多めで負け惜しみ。暑いから。 20日は鈴ん小屋でライブです。暑気払いのつもりで遊びに来てください。
Summer Sun 夏だ。 逃げも隠れもできないほど本気の太陽に敬意すらおぼえる。そういえば去年の夏は友達と花火を見た。友達との夏っぽいできごとに嬉しすぎてはしゃぎすぎて酔っぱらいすぎて…、撃沈したんだった。楽しかったなぁ。 春は花見。夏には花火。秋には流星群を追いかけた。冬は餅を食った。意外に俺、季節楽しんじゃってるね。今年はどんな夏っぽいことをしよう。プールでビール、花火でビール、屋台でビール、どれも良いな。みんなも素敵な夏でありますように。
SONGLINES お初の会場、渋谷SONGLINESにてライヴ。日中の余りの暑さにびっくり。なのにまたカーディガン着用。どんだけカーディガン好きなんだろう。会場に着いた時は溶けたアイスみたいになってた。夏はこれからなのに、先が思いやられる。 ただひたすらに心をこめて歌うこと。 一音一音に心をこめて爪弾き、掻き鳴らすこと。 その気持ちだけを持ってステージに上がった。名前を名乗ることも、次回のライヴの告知をすることも忘れてしまった。でも、ブレずに立つにはそれぐらいの集中力が必要だったんだと思う。この日の歌、どんな風に聴こえただろう。 SONGLINESスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。隠れ家っぽい良いお店でした。音響が凄く気持ち良かったし、BGMがTH BEATLESオンリーだったのも嬉しかった。またここで歌わせてください。共演してくれたミュージシャンの皆さん、どうもありがとうございました。そしてくそ暑いど平日にもかかわらず観に来てくれた皆さん、最後まで残ってくれた皆さん、どうもありがとうございました。この日の歌が皆さんに届いてくれたなら嬉しいです。
人工衛星 昨夜、布団にすっぽり潜り込んでジョン・レノンのアルバムをひたすらリピートで聴き返していたら、自分の言葉で、自分のメロディーで曲を作ろう、歌を歌おうと決意した時の感覚がぶわっと甦って、ちょっと大変なことになった。何せ初めてガツンとかましれくれたのがレノンだから、この人の声には抗えないわけで、簡単に心を動かされてしまう。心が動かされるのはいいんだけど、どの方向に動かされるかは聴いてみないとわからないから、いつもドキドキしてしまう。今回はどっちに転ぶんだろう、俺。ともあれ暫くはレノン漬けになりそうな予感。 レノンを聴きまくってドップリ疲れて気絶。久しぶりに夢を見た。人工衛星(人工知能を搭載した人工衛星。「2001年 宇宙の旅」のhalみたいな)になって、地球の周りをゆっくりと回り続ける夢。地球上での出来事を眺めたりとか色々あったんだけど、恐ろしいくらい淡々とした夢だった。青い地球を眺めてる感じとか、暗闇の中で星がキラキラと瞬いてる感じとか、そういうのは凄く美しかったんだけど、目覚めは物凄く悪かった。昔、海藻になってただひたすら深海で揺れてるだけという夢を見たことがあるんだけど、それと同じくらいうすら寂しい気持ちになった。夢でよかった、という感じ。生まれ変わりとか信じてないけど、もし生まれ変わりがあるのなら、海藻と人工衛星だけは絶対に嫌だな。 全然話変わるけど、明後日、7月8日は久しぶりのライヴです。平日だし、暑いし、おまけに会場が駅からちょっと遠い場所っぽいから来づらい要素満載だけど、是非観に来てください。
ウタイサミット 日中はもう夏の気配。でも夜は割と涼しかったりするから、Tシャツの上にばあちゃんの黒い薄手のカーディガンを羽織ることにした。行きはほんのちょっと暑かったけど、帰りはちょうど良かった。サンキュー、ばあちゃん。 下北沢BAR? CCOにて、第一回目「ウタイサミット」。 国府くんも俺もドキドキでした。特になぜか設定したトークのコーナー。本番前までは「大丈夫っしょ!」とか言ってたんだけど、全然大丈夫じゃなかった。無謀だった。俺、困った柴犬みたいな顔してたかも。でも先が読めない感じが面白かったし、凄く楽しかった。 接点が見えづらい俺たち二人の音楽だけど、カチリとハマる瞬間がある気がずっとしていて、きっと回数を重ねればそれがもっともっと見えてくる、前回共演した時にそう思った。今回は最後のセッションの時にそれを強く感じた。 二度目の共演だからセッション曲をもう1曲増やそうということで、「風の谷のナウシカ」を歌った。この曲は昔から凄く大好きだったけど、カヴァーすることは考えたことなかったし、ましてや誰かとセッションするなんて思ってもいなかった。「hallelujah」が洋楽だから、邦楽で、尚且つみんなが知ってる歌を〜ということでこの曲になったけど、どう聴こえたかな。思っていた以上に自分たちの側に引き寄せることが出来た気がする。国府くんが奏でるエレクトリックギターの伴奏も、サビの頭が3拍子になる独自のアレンジも凄く良かった。 それにしてもこの曲、自分で歌ってみて改めて本当に素晴らしい曲だと思った。特に1Aのリピート部分、「愛しあう人は誰でも/飛び方を知ってるものよ」っていうフレーズに歌いながらグッときてしまった。 観に来てくれた皆さん、どうもありがとう。俺も国府くんもイベントのホストをサラリとやってのけるようなキャラ&柄じゃないからドタバタしてた部分も多々あったけど、定期的に続けていけたらと思ってます。 次のライヴは7月。会場は渋谷SONGLINES、お初の会場です。是非遊びに来てください。 追伸:あの日のオリジナルカクテル「風の谷のナウシカ」、王蟲の抜け殻みたいで綺麗でした(ラピュタの飛行石のようでもあった!)。作ってくれたスタッフさんに心からの拍手を送ります。
いよいよ 明日は下北沢BAR? CCOにて、国府達矢くんとの企画「ウタイサミット」の第一回目です。恒例の企画になるかどうかは初回の成否にかかってるんだけど、堅いことは抜きにして楽しもうと思っています。国府くんとの打ち合わせもバッチリだし、後はギター持ってステージに上がるだけ。楽しみだなー。それじゃあ明日、会場で会いましょう。
Requiescat in Pace 「私を八つ裂きにして 隅っこに放っておいて あぁ時は過ぎ去り 私はいまダンスする」(antony and the johnsons「EPILEPSY IS DANCING」より) ![]()
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