「EEM3」肉日記・旅日記番外編


長いのでご注意を。


[2月5日 福岡]

近藤さんは里帰りしているので、俊太郎さんと二人で福岡入り。
天神に着き、先ずは腹ごしらえということでラーメン屋せっちゃんへ。肉ツアーなので俺は当然チャーシューメンを。が、俊太郎さんは普通のラーメン。あれ?あれれ?チャーシュー乗せないの?と思ったけど、リハ前の腹ごしらえだし、まぁいいか、とスルーした。ところが俊太郎さん、普通のラーメンを啜りながら「いやぁ〜、肉ツアー始まったって感じがするね〜!」。え?今何と?チャーシューメン食べながらのその台詞なら俺も「ホントそうっすね〜!」と相槌を打っただろうが、俊太郎さん食べてるのフツーのラーメンだからね。チャーシュー2切れぐらいしか乗ってないからね。我慢出来ずにそう突っ込んだら「だって豚骨だもん。肉食ってるようなもんだよ〜」。これでいいのか肉ツアー?これでいいのか高畠俊太郎?てな感じでEEM3がスタートした。

リハ後、トミーさん行きつけの串カツ飲み屋で軽く腹ごしらえ&ツアー初日の乾杯。本番前だから肉量は控えめ。でもここの串カツ、本当に美味しかった!俊太郎さんも珍しく積極的にパクついている。良いことだ。「肉食ってるところ撮ってくれ!」。ということで、串カツにかぶりつくコーンさんバターさんの画像です。モグモグ。



と思いきや、本番終了後の打ち上げにて、俊太郎さんが真っ先に頬張ったのは冷や奴(上の画像右参照)。俺の猛抗議も何のその、「だって豆腐食いたいんだもん!」の一点張り。あぁ、なるほどね。今回はそういうスタンスなのね。ふーん、なら俺も今後一切突っ込むのやめよ〜っと。3人一斉にステーキに箸を伸ばしてる写真もあるけど、これは数あるつまみの中の一品でしかない。ぶっちゃけ、今回は殆ど肉食べてません。肉祭りと呼べるのは京都での空き日と、ファイナル翌日のとんかつ屋打ち上げのみ。残念だけど仕方ない。皆もう若くはないのだ…。



 〜福岡セットリスト〜
   昼:博多ラーメン
   夜:串カツ、チーポテ
   夜その2:ラーソーメン、ステーキ、唐揚げ等



[2月6日 広島]

ホテルに荷物を預け、昼食を食べに街に繰り出す肉にく3兄弟。が、この街はどうやら夜の街らしく、殆どの店がシャッターを下ろしている。広島焼きが食べたい。でも遠出するのは面倒臭い。そんな時、営業している広島焼きの店を一軒見つけた。中を覗いてみる。酔っぱらったおっさんおばさん達が盛り上がってる。び、微妙だなぁ…。コーンさんバターさんも顔をしかめている。と、おもいっきりおっさんおばさん達と目が合った。「やってるよ〜、おいで〜!」。仕方なく店に入った。一番酔いどれていたおっさんがすぐに帰って行ったのでホッとした。お店のお母さんがおもいっきり酒飲みながら広島焼き作ってるけど(画像参照。凄いボリュームじゃない?)仕方ない。何せここは歓楽街、素面で客の相手なんてしてられない、そんな時もあるのだろう。甚だ怪しい店ではあったが、広島焼きは美味しかった。



本番前はお店で出してくれたカツカレーを、打ち上げではすき焼きを食べた。ライヴの打ち上げ、しかも会場での打ち上げですき焼き?とびっくりしたけど、寒かったし、何より一人暮らしの人間はすき焼きなんて滅多に食べないから嬉しかった。店長ナカハラさんが振る舞ってくれたシャンパンによるシャンパンタワーの画像も貼っておきます。すげぇ、初めて見たぜ!でも何かバブリーだな!近藤隊長もご満悦の模様。



因みにSHELTER69があるこの街の名前は銀山町。今まで色んな歓楽街を見て来たけど、こんなにもパワフルで生々しい歓楽街は初めて見た。不健全過ぎて逆に健全、みたいな。Jim Morrison風に言えば「Break on through to the other side」、つまり向こう側に突き抜けちゃった感じ、と言えば少しは伝わるだろうか。打ち上げを終えてホテルに帰ってから、飲み物を買おうと外に出たら街はもう大騒ぎ。車から降りてくるお姉さんたち、車に乗り込むお姉さんたち。怪しげな兄さんを従えて颯爽と歩くお姉さんたち。ホテルのロビーにも怪しげな人たちがひしめき合っている。街自体が肉食系な感じ。行き交う人たち、見かける人たちの余りにもギラギラした生命力に感心してしまった。ルー兄さん、ワイルドサイドを歩くというのはこういうことなのですか?



 〜広島セットリスト〜
   昼:広島焼き
   夕方:カツカレー
   夜:すき焼き、唐揚げ、ローストビーフ(差し入れ)



[2月7日 大阪]

本番前に俺の楽屋、喫茶店シャタンで乾杯。腹ごしらえに焼き肉ランチを食べる俺をよそに、コーンさんバターさんはビールを飲むだけ。「肉ツアーとは名ばかりか!」と投げ遣りになり、写メを撮るのを忘れてしまった。肉への探究心を失った二人に対していちいち苛立つのをやめたのは多分この瞬間だと思われる。

本番終了後、宿泊先でダラダラと飲んでいる時のこと。うちの近所にあるとんかつ屋の話をしていたら、いきなり近藤さんが「俺!今とんかつが食べたい。肉食べたい!出前出来ないかな?」。思い出し肉により、急激に肉を食べたくなったらしい。が、時は夜中の2時。とんかつの出前など出来るわけがない。「コンビニで唐揚げか何か買ってきましょうか?」と聞いてみたが、徐にホルモン揚げなる乾きものを取り出し、「これも肉だよね」と言って頬張り始める。その目は満足げ。突然肉を思い出し大騒ぎ、突然肉を取り出し、頬張り、そして満足する。完全なる自己完結。恐るべし、他の追随を許さぬ肉隊長KDTH!

 注:思い出し肉=ふと肉のことを思い出し、肉を食べたくて仕方がなくなること。

 〜大阪セットリスト〜
   夕方:焼き肉ランチ(古明地のみ)
   夜:パスタ
   深夜:ホルモン揚げ



[2月8日 京都]

リハ終わりにハセケンくん、3年前のコメツカコン@京都でPAを努めてくれた伊藤くんを交えて新福菜館へ。ここのチャーシューメンは本当に旨い!チャーシューの量が多いのも素晴らしい!いくら食べてもチャーシューが減らない魔法がかかっている。画像は普通のラーメンを食べてる俊太郎さん。「普通のラーメンでもチャーシュー多いよ!食べてるとこ撮って!」。仕方ないから撮ってあげたが、残念ながら俺には豆腐を食べてるようにしか見えない。



 〜京都セットリスト〜
   昼:唐揚げ付きおにぎり
   夕方:新福菜館チャーシューメン、ラーメン
   夜:居酒屋のおつまみ



[2月9日 京都(空き日)]

肉の日である2月9日はホルモン焼き屋の三吉で肉祭り。前回の肉ツアー空き日にも来た店で、肉ツアーの中継地点と呼んでも良いだろう。三吉に来店することを、個人的には「肉参り」と呼びたい。
さて、その三吉の焼き肉、本当に美味しいんだけど、唯一残念なのは骨無しカルビがないこと。骨付きも美味しいんだけど、何せ3分の2が骨だから一切れ当たりの肉の量が少なくて、カルビをガッツリ食べてる感じがしないのだ。でもロースが滅茶苦茶旨いので、カルビでの不完全燃焼感を補うことが出来た。モツ煮も旨かった。

画像は肉と共に燃える近藤隊長。STILL BURNINGな瞬間である。



 〜京都セットリストその2〜
   夜:ひたすら肉



[2月10日 名古屋]

今回の肉ツアーで唯一肉を一切れも食さなかったのがこの日である。バスの中でロースカツサンドを食べたが、その程度で胸を張って肉食った!とは言いたくないので、敢えてカウントはゼロとする。悔しかったので、コンビニで肉まんを買って食べた。ささやかな抵抗である。
因みに画像はスポーツ新聞のエロページを熟読する俊太郎さん。積極的に肉を食わないから、さらし者の刑に処してやるぜ!



 〜名古屋セットリスト〜
   昼:ロースカツサンド
   夕方:味噌煮込みうどん
   おやつ:肉まん
   夜:カレー



[2月11日 静岡]

何と遠くまできたことだろう。肉ツアーの最果て、そこはそう、寿司屋だった。最早肉ツアーでも何でもない。でもしょうがないよね。漁港が近いんだもん。寿司食いたくなっちゃうよね…等と自分に言い聞かせる俺。何か悔しいので牛肉の炙り寿司を注文しそうになったけど、ささやかな抵抗はやめた。普段寿司なんて食えないんだから、ここぞとばかりに徹底的に寿司を食ってやろうじゃないか!ということで食べに食べた。自分が食べた量にも驚いたが、俊太郎さんが全く同じ量を食べてたのにはもっと驚いた。肉の時はそんな量食わないクセに!
寿司は美味しい。肉派の俺だって寿司は大好きだ。でもこのツアーは肉ツアーだ。肉を食べねば。肉はどこだ?そこの兄さん、アレ(肉)持ってない?ということで、行って来ましたマクドナルド。は?マック?何寝ぼけたこと言ってんの?と思った人。マックはマックでも俺が目指したのはテキサスバーガーなのだよ。期間限定商品のテキサスバーガーを食べた人は皆口を揃えて「旨かった!」と言う。近藤隊長も「クオーターパウンダーより全然美味しかったよ!」と言っていた。が、俺は食べられなかったのだ。近所のマックはいつも「本日分は終了しました」。出かけたついでにマックを覗いても「本日分は終了しました」。どうすることも出来ないまま期間が終わってしまったのだ。肉を愛する俺としては一生の不覚。が、静岡のマックではまだテキサスバーガーを売っていたのだ。ナイス時間差!しかも!夜の19時前にも関わらず本日分が終わってないらしい。ここで食べなきゃ肉食系男子の名が廃る!ということで食べた。が、美味しそうに見える写メを撮るために角度を変えたり色々してたら冷めてしまった!何てことだ!やっと出会えたテキサスバーガーなのに…。でも美味しかった。近藤隊長が絶賛するのも納得の味だった。温かければもっと美味しかったんだろうな…と呟きそうになったが、その言葉を噛み殺しながらモグモグした。



 〜静岡セットリスト〜
   昼:カレーパン、ピロシキ
   昼その2:寿司
   夕方:テキサスバーガー(古明地のみ)
   夜:マグロカレー



[2月12日 下北沢]

下北のくいしんぼでガッツリ肉を食べた。俺と近藤さんは焼き肉バーグランチ。焼き肉とハンバーグが鉄皿にてんこもりの一品である。素晴らしい。ネーミングも良いではないか。焼き肉バーグ。魔法の呪文のような響きである。俊太郎さんが何を食べたかは忘れた。肉食ってるのにテンション低いし、この人。しかし、人の肉などどうでも良い、そういう境地に俺は達していた。自分がどれだけの肉を食ったか、それだけが問題なのだ。マラソンと同じ、自分自身との戦いなのだ。正に長距離ランナーの孤独、或は孤独の旅路。



 〜下北沢セットリスト〜
   昼:焼き肉バーグ定食



[2月13日 都内某所]

コメバターコーン+creepsチームの7人で俺行きつけのとんかつ屋で打ち上げ。ここのロースカツは本当に美味しくて、文字通り舌の上でとろけるのだ。連れて来た人は必ずリピーターと化す、恐るべきとんかつ屋なのである。野郎ども7人(肉食系男子6人+草食系男子1人)で瓶ビールを10本空け、近藤さんと翔ちゃんはカツカレーを、その他の5人はロースカツ定食をモグモグする。うん、旨い!道中、肉不足で苦しかったけど、ここまで辿り着いてよかった!男泣きしながらロースカツを貪り食うコメであった。



 〜打ち上げセットリスト〜
   昼:ロースカツ定食、カツカレー



以上、旅日記番外編の肉日記でした!
ぷは〜。やっとツアーが終わった感じ!グッジョブ俺!最後まで読んでくれた人もどうもありがとう!

2010,02,19, Friday


「EEM3」旅日記・後編


[2月10日 名古屋・りとるびれっじ]

今回のツアーで唯一全会場で歌った「夜の冒険者」。青山の月見ルでのライヴで久しぶりに歌ってみて良い感じだったからというのもあるんだけど、この曲が持つ前に向かってザクザクと歩いていく感じが今の自分に必要だったからなんだと思う。何年も前に書いた歌に、今更ながら背中を押される。そんなことがあると、音楽って本当に不思議な力を持っている気がする。

会場のりとるびれっじはたった二人のスタッフで営まれている小さなライヴスペース。暖色系のあたたかみある内装、照明で、音の響きも同様にあたたかかった。終演後、厨房から良い匂いが漂ってきたけれど、時間がなかったので泣く泣くお店を後にした。




[2月11日 静岡・UHU]

3年ぶりのUHU。外は雨降りで寒かったけど、会場入りした瞬間にハートがあたたかくなった。ボスの信哉さん、店長のテツさんに迎えられて、帰ってきたぞ〜という気持ちになったから。このお店の人たちは皆音楽が大好きで、本当にあたたかくて、早くまた歌いに来たいと思っていた。今回の肉ツアーでようやくそれが実現出来て本当に嬉しかった。

マルケンさんのギターが素晴らしかった。変則チューニングで奏でられるその音楽は、バロック色の濃厚な美しい和音で溢れていた。チャップリンの「smile」のカヴァーがグッときた。

地方編最終日ということもあってか、全員かなり気合いの入った熱演だった。旅が進むにつれて体力はどんどん削られていくんだけど、不思議なもので気持ちは逆にどんどん上がっていく。今なら空飛べるんじゃないか?なんて馬鹿げたことを本気で思ってしまう、喩えて言うならそんなライヴだった。プラグドによる「mind game」もばっちりキマったんじゃないかな。



[2月12日 下北沢440]

「東京は雪降るかも」と聞いていた。足柄SAでは実際に雪が降っていた。旅の荷物とギターで完全に両手が塞がってたから、傘をさせない俺はどうしたもんかと心配してたんだけど、雪も雨も降ってなくてホッとした。でも今回のツアーで東京が一番寒かった。朝のニュースで東京を寒気が直撃と聞いた瞬間、creepsが連れて来たんじゃないか?と思ったけど、それぐらいの寒さだった。

この日はツアーの通称名通り、コメ→バター→コーンの順番で、ラストのcreepsにバトンを回していった。ラストの「about a boy」で音が途切れた時、あのままステージ最前に出ていって生歌生ギターで歌い続けようと思ったんだけど、スタッフさんが入ってくれて、アコギの音が復活、生歌生ギターでの演奏続行が出来なかった。残念だけど、次のライヴへのバネにしよう。終演後、スタッフさんと話をしたけど原因は不明。長いツアーだからこんなこともあるんだろう。
ファイナルのこの日を含め、5カ所で新しい曲を歌った。旅の中で自分と一緒に成長出来ればという願いを込めて。色んな場所で、色んな人たちから感想を聞かせてもらった。何かが掴めた気がする。多分何かが足りなくて、同時に何かが多いんだ。でもその何かが何なのか、旅を終えた今もまだはっきりとはわからない。ただ、終着点はまだ“ここ”ではない、ということはわかった。この曲を完成させるために、さらにノートを何冊も書き潰そう。それぐらいの気持ちで。

寒気と一緒に東京やって来た北国は弘前のバンド、creeps。コメバターコーン全員が大好きなバンド、creeps。彼らを東京に引っ張り出すことが出来て本当に嬉しかったし、彼らがそれに応えるかのように熱演してくれたのも嬉しかった。コメバターコーン三人での「mind game」は勿論、creepsを交えての「Everyday & Every night」、「C-C-C」も最高に楽しかった。4月にはまた彼らと再会し、一緒に演奏出来る。まだ少し先のことのように思えるけど、きっと4月なんてあっという間なんだろうな。


[2月13日 都内某所・とんかつ屋]

コメバターコーンとcreepsチーム、昼に集合してとんかつ屋で打ち上げ。この店、本当に美味しくて、誰を連れて来ても「めちゃくちゃ旨い!また来たい!」と言ってくれる。肉食系男子とは言えない俊太郎さんでさえもだ。若くない俺たち、ファイナル当日の打ち上げは早々に切り上げて、翌昼に改めて打ち上げ。瓶ビール10本を空にして、ロースカツ定食を、カツカレーを食べて、馬鹿笑いしながら、4月の再会を楽しみにそれぞれの帰路へついた。




旅日記はこれにて終了です。旅を通じて感じたことが少しでも伝わってくれたらと思ってます。後日、旅日記の番外編として肉日記をアップする予定ですが、何せ今回は肉をあんまり食べてないので面白おかしい文章が書けるかどうか。なのであんまり期待しないでください。

最後に。今回のツアーでは、本当に沢山の人たちの気持ちに支えられ、背中を押されながら長いツアーを走り抜けました。各会場のスタッフの皆さんに、旅先で出会った皆さんに、客演してくれたトミーさん、choroさん、ハセケンくん、マルケンさん、creepsの三人に、ライヴを観に来てくれた皆さんに、この場を借りて感謝です。肉不足のEEM3を息切れすることなく走り抜けることが出来たのは皆さんのお陰です。本当にどうもありがとうございました!

そして近藤さんと俊太郎さん。お疲れ様でした&ありがとうございました。大好きな歌が沢山聴けて嬉しかったです。4月の肉ツアー第四弾の北海道編と第五弾の東北編、楽しみにしてます!

2010,02,19, Friday


「EEM3」旅日記・前編


EAT!EAT!MEAT!3、通称コメバターコーンツアー第三弾。肉の摂取量は全シリーズを通して最低だったけれど(第一回目が異常だったんだ。毎晩肉祭り)、とにかく内容の濃い楽しいツアーでした。色んな人たちに出会い、色んな歌声を聴き、それぞれの会場で楽しい時間を共有し、刺激やパワーをもらった。それでも振り返ってみれば本当にあっという間で、ファイナルまで全速力で駆け抜けてきたように思う。今、この文章を書きながら各地でのことを思い出してるんだけど、もう随分前のことのように感じる。ということで、各地での記憶を辿りながらの旅日記です。


[2月5日 福岡・PLEIADES]

羽田で俊太郎さんと待ち合わせ。アコギを持った人影が見えたので「こっちですよ〜」と手を振ろうと思ったら、鎌田ひろゆきさんだった。お互いに顔を見合わせてひと笑い。鎌田さんは小山卓治さんと札幌で三日間ライヴとのこと。何でも札幌は最高気温マイナス8度らしい。鎌田さん、重ね着しまくりの完全防寒スタイルで、上半身モコモコのチュッパチャップスみたいになってた。
ギターを持った渡り鳥っていう言葉があるけど、北へ南へ、それぞれの空の道を行く俺たちは確かに渡り鳥みたいだなぁと思った。合流した俊太郎さんと、小山さんにも挨拶をしてから、福岡行きの飛行機に乗り込んだ。

天神に到着し、博多ラーメンで腹ごしらえをしてから会場入り。近藤さんと、この日客演してくれるTommy & Ajiのトミーさんと合流。リハを終えてから、トミーさん行きつけの串カツ飲み屋で乾杯。EEM3の始まりだ。

ちょうど一年ぶりの福岡でのライヴ。新曲を歌った。「俺も新曲やるよ〜」という近藤さんの言葉に背中を押されて。この曲の歌詞を書き上げるのに、ノートを丸々一冊書き潰した。それでもまだ何かが足りないような、何かが多過ぎるような気がして、それが何なのかを見極めるために歌ってみようと思った。旅を通して、自分と一緒に曲も成長していくことを祈りながら。そして「空砲」。テンポを遅くした指弾きによる新しい「空砲」は6歳の女の子にはどんな風に聴こえただろう。大人になってもずっと音楽を好きでいてくれたら嬉しい。この日は久しぶりの再会もあり、心が温まる夜だった。

トミーさんを交えての「Everyday & Every night」も最高に楽しかった。演奏する人の顔も聴く人の顔も自然と綻ばせるこの歌、ツアー初日のアンコールにはぴったりだったんじゃないかな。




[2月6日 広島・SHELTER 69]

福岡→広島の高速バスに乗りそびれたので、新幹線で広島入り。予定より早くに現地入りしたから一人で散策してきた。とても天気がよく、空が晴れているのに粉雪がちらついていた。何かの象徴なんだろうか。それともただの考え過ぎなのか。色々と思うことのあった散策だった。三度目にして、ようやく広島の心臓に触れることが出来たような気がする。

会場のSHELTER 69。一発で気に入った。明るすぎず、暗すぎずの店内の照明具合、好きなミュージシャン達のポスターやらCDやら。とにかく居心地が良い。でも一番のツボはニャンコ!この店、一ヶ月程前から猫のシェルくんが店長を務めているとのこと。人の出入りが多い場所で飼われてるせいか、とにかく人慣れしてる。余りにも可愛過ぎるから、曲順考えるのもそっちのけでニャンコ先生と遊んでしまった。猫って本当に可愛いよね。来世というものがあるのなら猫になりたい。そして色んな人たち(特に女の子たち)に愛でられたい。

何せ6年ぶりの広島ライヴだから、この日は全曲オリジナル、未発表の新曲も少なめで、と思ってたんだけど、客演してくれたchoroさんの歌が大好きなTHE POGUESを思わせるアイリッシュテイスト溢れるものだったので、返歌ということで急遽「a home in the meadow」を歌った。David Bowieの「SPACE ODDITY」は店長のナカハラさんに。という感じでカヴァーを2曲もやってしまった。当初の予定とは大分違ってしまったけど、会場の音響の良さも手伝って、気持ち良く歌うことが出来た。

アンコールのセッションは「C-C-C」。俊太郎さんのピアノがJohn Caleみたいだったので、つられてそれ風のコードで応戦。結果、ヴェルヴェッツの「僕は待ち人」っぽい感じになった。このヴァージョンもかっこいい。
因みにこの会場にはアップライトのピアノがあるんだけど、ステージ上じゃなく客席にあるから、ピアノのすぐ隣にお客さんが座ることになる。実際本番の時はピアノのすぐ隣に女の子が座っていた。そのせいで俊太郎さんがピアノを弾いてる姿が、ピアノを弾きながら女の子を口説いてるシャレオツなキザ男みたいでいやらしかった。

SHELTER 69ではお客さんを交えての打ち上げが恒例らしいんだけど、カオス状態でツアー二日目とは思えない大盛り上がり。最終的には店長ナカハラさんがとっておきのシャンパンをその場にいた全員に振る舞ってた。大丈夫だったかな?お店のスタッフさん達の人間性の濃さをそのまま反映したようなSHELTER 69、最高のお店だった。また歌いに来たいな。




[2月7日 大阪・POTATO KID]

会場はお馴染み、梅田のポテトキッド。この日は機材トラブル多発でリハがドタバタ。あっという間に開場時間になってしまった。不安を拭い切れないまま開演。悪い予感は的中するもので、俊太郎さんの本番中に機材がトラブった。けど、フレンドリーなお店の雰囲気も手伝って、トラブルのお陰で逆に会場が湧き、一体感が増したような気がする。

この日のセッションは「mind game」。が、回線が足りないため完全にアンプラグド。よりにもよって、セッション曲の中で一番静かな「mind game」を完全生歌、生音でだなんて!「大丈夫かなぁ」と一瞬不安に思ったけど、生歌生音ということでお客さんが息をひそめ、耳を澄ましてくれた。この日のハーモニーはアリスもアルフィーも越えたと思う。たぶん。


[2月8日 京都・夜想]

ゴシックテイスト溢れる夜想。内装も最高だったけど、転換のSEがRowland S HowardとThe Only Onesだったもツボだった。Rowland S Howard、去年の暮れに亡くなっちゃったんだよな…と一瞬しんみりしたけど、素晴らしい音楽は鳴り止むことはないんだと、背中を押されたような気がした。

ハセケンくんのライヴ。大好きな「空の色」が聴けて嬉しかった。この曲、家で時々弾き語ったりする。いつかどこかでカヴァーしようと画策しながら。それぐらい大好きな曲。「震える牙、震える水」という曲が素晴らしくて、その曲が収録されているCD付きのDVDを買った。

この日は久しぶりに「欲望」を歌った。今回のツアーは基本的に前もってセットをカッチリ決めていたのだけれど、夜想ではなぜか突然「グロリア」と「欲望」が歌いたくなって、本番直前にセットを変更した。リハで歌っていない曲を本番で歌うのはかなりドキドキものなんだけど、「歌いたい!」という強い気持ちを抑えることが出来なかった。昔からのファンの人も来てくれていたので、セットに組み込んでよかったと思う。

この日のセッション曲は近藤さんの「Everyday & Every night」。ミラーボールが回り続ける怪しげで退廃的な会場でチャーミングなこの歌を賑やかに演奏する、そのギャップが可笑しかった。




[2月9日 京都・空き日]

唯一の空き日だった肉の日。疲れが溜まっていたので、用事を済ませた以外は大人しくしていた。京都は大好きだから本当ならあちこち散策して回りたいところなんだけど、行きたい場所が多過ぎて一日じゃ到底無理。だから休養日にした。夜に近藤さん俊太郎さんと合流して、去年も行った三吉で焼き肉祭り。後半戦に向けて力をつけなきゃね。



ということで、後半に続く。

2010,02,18, Thursday


ありがとう


EEM3、無事に終了しました。
今回は肉の摂取量は少なかったけど、内容はカツカレーにステーキとハンバーグを乗せたぐらい濃密なツアーでした。観に来てくれた皆さん、各会場のスタッフの皆さん、客演してくれたミュージシャンの皆さん、どうもありがとう。色んな人たちの支えを感じながら、福岡から下北沢まで走り抜けました。本当に感謝してます。少し先になるけど、4月に北海道4カ所を回るEEM4、creepsを交えて東北を回るEEM5があります。楽しみにしていてね。

旅日記は後日、アップします。少し時間が経たないと文章化出来ない、それぐらい濃い旅だったので。

2010,02,14, Sunday


旅前夜


パッキングを終えて安心したのか、ベッドに座った瞬間に落ちてしまった。
いかん、ちゃんと布団に入って寝なきゃ…。

さて、いよいよ旅の始まりです。先ずは福岡。
久しぶりの飛行機がちょっと楽しみ。基本、高い所は無理なのに。
でも旅立ちの時には浮足立つ。おもいきり浮かれるのも、たまにはいい、かな。

それじゃあ皆さん、会場で会いましょう!

2010,02,04, Thursday


snow melt


ここ数日ちょっと暖かかったし、天気予報を見ていなかったから、雪降って驚いた。

さて、肉旅行に出かける前にもうひとつお知らせ。
春の北海道ツアーの詳細をアップしました。

北海道でのライヴはSIONさんとご一緒させてもらった札幌〜旭川以来の4年ぶり。北海道ではレギュラーラジオもやらせてもらっていたから、たくさんの思い出がある。あれから随分時間が経ってしまったけど、久しぶりに津軽海峡を越えて歌いに行けるのがとても嬉しい。しかも今回は帯広と小樽でのライヴも。帯広には一度だけプロモーションで行ったけどライヴはやったことがないし、小樽は完全に初めて。なので凄く楽しみ。そして何と、このツアーも肉ツアーの一環だから賑やかな旅になりそう。

まだ少し先のことだけど、よかったら是非遊びに来てください。
春の北海道って、良さそうじゃない?

2010,02,02, Tuesday


“EEM3” coming soon!


気がつけば旅立ちの日はもうすぐ。あ、何の準備もしてない…。
ということで今回の肉ツアーで回る場所の思い出とか意気込みとか。

先ずは福岡。
前回の福岡ライヴには久留米でのインストアライヴを観て以来「空砲」を口ずさむようになったという小さな女の子が観に来てくれたにもかかわらず、セットリストに「空砲」を組み込んでいなかった。なので今回は絶対に「空砲」やろうと思うツアー初日。

二日目の広島。
6年ぶり。この日のことはよく覚えてる。終演後に「『讃美歌』の頃から大ファンっす!」と声をかけてもらって嬉しかったことや、やんごとなき理由のために泣く泣くロボット柄のパンツを買ったこと等々。久しぶりの街に歌いに行けるのが楽しみ。

三日目は大阪。
前回の肉ツアーでは角森さんが飛び入り参加してくれて賑やかな夜になった。今回はどうなんだろう。でも人んちで歌ってるみたいな気がするぐらいアットホームな雰囲気のお店だから、なんだかんだで賑やかな夜になる予想。

四日目は京都。
会場の夜想ははじめてやらせてもらう場所だけど、凄く雰囲気の良さそうなお店です。この日は長谷川健一くんがゲスト。久しぶりに彼のあの声、あのギターを聴けるのが凄く楽しみ。

五日目はオフ日。
肉の日(29日)なので、ここまでの旅で消耗した体にしこたま肉を。

六日目は名古屋。
会場は初めての場所、りとるびれっじ。サイトで見た感じだと気さくな雰囲気のお店のよう。初めての会場が多いのも今回のツアーの楽しみのひとつ。「またここに帰ってきたい、またここで歌いたい!」そんな風に思える場所と出会えたらいいな。

七日目の静岡、会場はUHU。
コメツカコン以来だからこちらは3年ぶり。あの時は本番中にアコギの弦が切れて、お店のギターを借りた。ネックを握った感じがデビュー前からずっと弾いてたアコギに凄く近かったから、当時の気持ちを思い出しちゃって、デビュー曲「欲望」を歌った。ちなみにこの日は地方編最後の夜。旅の終わりが見えてきて少し寂しくなりそうだけど、しんみりせずに。

そしてファイナル、下北沢440。
この日は弘前からcreepsがやってきます。去年、青森で観た新生creepsが本当に素晴らしかったから、いつか東京のお客さんたちにも観てもらえたらと思っていて、それが実現出来るなんて嬉しい。コメバターコーン+タケ仕様の特製おにぎりも用意してもらえるとのことなので、そちらもお楽しみに!

こうやって書き連ねると凄く長いツアーのような気がするけど、いざ始まったら怒濤のような毎日で、あっという間にファイナルまで駆け抜けるんだろう。それじゃあちょっと早いけど、会場で会いましょう。

2010,01,31, Sunday


Rock 'N' Roll Singer


CCOライヴの日、家を出る前にアコースティックギターの弦を張り替え、弦の鳴りを確かめるためにRIDEの「Vapour Trail」を弾いた。この曲は開放弦の鳴りを活かしたコード進行で作られてるから、ギターを鳴らした時の気持ち良さが尋常じゃない。綺麗にフォームを押さえれば、天上音楽みたいに綺麗な和音が鳴る。気持ち良くなって、ついつい何度も歌ってしまう。ふと我に返って時計を見たら、家を出なきゃいけない時間をとっくに過ぎていて、慌てて荷物をまとめ、家を出た。
そんなのが割とよくある。ギターを弾き始めてしまうと途端に時間の流れからはみ出して、音楽の世界にトリップしてしまい、気がつけば信じられないぐらい時間が経っている。正に忘我。

信じられないけど、ギターが視界に入るだけでうんざりする、そんな時期がある。今はギターを弾くことが楽しくて楽しくて仕方ない。魔法の杖を手に入れた子供のように、ドキドキが抑えられずにいる。

前にも書いたけど、俊太郎さんの「花」のレコーディングで得たものは大きかった。ギターだけで夢幻の世界を描くことが出来る。一連の作業の中で、ギターが持つ可能性を再確認することが出来た。「花」のレコーディング以降、貪るようにアコースティックなアルバムを聴いている。Mike Scottの『BRING 'EM ALL IN』、Paul Simonの『SONGBOOK』、Mark Kozelekの『Rock 'N' Roll Singer』等々。どれも本当に素晴らしい。それらの音楽に触れることでギターの素晴らしさを再確認してる、そんな感じ。

ギターを弾く。真っ白な心で、ひたむきになって。すると綺麗なフレーズが降ってくる。まるで俺の頭上を天使が通り過ぎて、羽根を落としていったみたい。敢えて言葉にするならそんな感じ。
何度も、何度でもそのフレーズを弾いていたいから、時にはわざと間違えてみたりする。綺麗なフレーズを弾いている時、自分が羽を生やした生き物になって、空を飛んでいるような気がする。重力を断ち切って宙を舞っているような気分になる。いつかこの曲を聴いてくれた人が、同じように空を飛んでいるような気持ちになってくれたら嬉しい。作業の合間に、ふとそんなことを思う。

2010,01,27, Wednesday


HIGH BRICCO MEETING vol.1


BAR? CCOでのライヴ。RIDEの「Vapour Trail」やTHE SMITHの「Ask」等、大好きな曲のカヴァーを交えつつ、歌った。小さなお店ならではの機材だったけど、気持ち良かった。天井が高いからかな。歌ってる最中、山口県の湯田温泉でライヴやった時のことをふと思い出した。そういえばあの時もツーマンだったっけ。お客さん一人一人の顔がバッチリ見える小さなハコで歌うのはまた別の良さ、素晴らしさがある。「楽しかった」という言葉が一番ピッタリしっくりくるライヴだった。

秋山さんを初めとするBAR? CCOのスタッフの皆さん、辻香織さん、いつもイベントに誘ってくれる高橋さん、観に来てくれたお客さんたちに感謝です。どうもありがとう。

さて、次はいよいよコメバターコーンによる“EAT!EAT!MEAT!3”です。下北沢440でのファイナルにはcreepsがフルバンド編成で来ることも決定しました!楽しみにしててください!

2010,01,24, Sunday


オリオン


明日のライヴ会場は下北沢のBAR? CCO。この店にはライヴの打ち上げとか飲みの二軒目とかで何度も行ってるけど、何せ酔っぱらった状態でしか行ったことがないから、未だに場所を正確に把握出来ていない。わはは。
CCOでライヴをやるのは今回が初めて。アットホームもリラックスも俺が鳴らす音楽とは真逆な形容詞だけど、そんな気持ちで。それじゃあ明日、下北沢で会いましょう。

2010,01,23, Saturday